数字を上手く【補助金・申請】
補助金の申請書を作成する際に、配慮したい点の例です。
補助金導入の理由付けと、会社の状態
補助金や設備の導入の理由付けとして、会社の経営状態を記載しなければならないケースが殆どかと存じます。
会社の状態は、できれば数字の推移で盛り込みたいところです。
売上高を比較するとわかりやすい
会社の経営状態の困窮具合を伝えたい時は、売上高の前年対比などと比較した表にまとめてみましょう。
採択者にとっても、会社経営の困窮具合が一目瞭然な申請書になります。
部門別売上でも参考になる
会社全体の数字や売上でなくてもよいでしょう。
部門別の数字(売上)を抜き出して、減少している事を明示すれば問題ありません。
会社の中核事業の売上は減少したものの、営業努力の結果、別な仕事の受注に成功し、会社全体の売上は維持しているなど、普通にあっておかしくない話です。
前年でなければならない決まりもありません。
数年で見た時の傾向が見て取れれば、申請資料としての価値はあると考えます。
数字だらけにはしない
補助金の申請書には枚数制限がある事が殆どです。
数字だらけの申請書にならないよう注意はしましょう。
補助金の申請と採択に必要な部分だけを抜き出しましょう。
決算書などとは目的が異なります。
補助事業が成功する見込みを盛り込む
新しいビジネス(補助事業)を補助金を活用しつつ始めたいとします。
新しいビジネスについて、まっさらな状態で補助金の申請をして、採択後にビジネスの準備を始めてみても、悪くはありません。
採択率が高い時は、それでも構わないと思います。
可能なら、事前にテストマーケティング(試験販売など)を実施して、新しいビジネス(補助事業)が軌道に乗る・成功する見込みが高い事を、申請書で表現できた方が、採択者への『ウケ』も良くなると考えます。
こういうケースでも、単に「好評だった」と定性的な表現で済ませるよりかは、テスト期間中の売上などの数値を、申請書に盛り込みたいところです。
採択者に、本当にテストマーケティングしたと思わせる事もできます。
実績のない事業者より、実績のある事業者に補助金を出した方が、補助金がより有効活用される見込みは高いです。
採択者も、補助金をより有効活用してくれそうな事業者を評価するでしょう。
自社の競争(外部)環境にも触れる
ここまでは自社の事でした。
自社の競合や競争(外部や市場)環境にも触れた方がいいと考えます。
ここでも、定性的な表現に留めず、定量的、数字で市場環境について述べると、申請する補助事業が本当に上手くいくかどうか、採択者にとって、理解のし易い申請書になります。
数字(データ)は、公式なものでなく、自社調べといった内容でも充分かと存じます。
新しいビジネス(補助事業)を補助金を用いて始めるような場合には、周囲で既に取り組んでいる事業者がどの程度いるかどうかといった情報も有益です。
採択者に、新しいビジネス(補助事業)に取り組む必要性がより伝わり易くなるでしょう。
まだ、浸透していないビジネスであれば、補助事業に取り組み事で新規の需要を取り込む見込みが高いです。
相当程度普及しているようなビジネスでも、市場で取り残されない為にも、そのビジネス(補助事業)に取り組む必要性を訴えられます。
最近でいえば、飲食店のデリバリーなどが例になるでしょうか。
申請書に数値を上手く盛り込んで、採択者に補助事業を実施した時の効果がはっきり伝わる、申請書を作成しましょう。
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