相続人が全員揃っての遺産分割協議が難しいなら

遺産分割協議の仕方や開き方などで、決まりはありません。

日時を決めて、相続人が一堂に会して協議の場を設ける必要は必ずしもありません。

相続人が宮崎県外にいるなど、面と向かってのお話し合いが難しい場合の遺産分割協議の進め方について、見てみます。

オンラインによる協議など

コロナ禍で注目を集めた、インターネットを利用したオンラインによって協議の場を設けてもよいでしょう。

法定相続人の全員が遺産分割協議に関与(参加)する必要はあります。

相続人同士が遺産相続の仕方の希望を持ち寄った上で、代表者(被相続人の配偶者・相続人の親など)が調整の上、遺産相続案を作成してもよいでしょう。

稟議のように、遺産分割案を相続人に順次、提示の上、合意を代表者が取りまとめるような進め方も考えられます。

法人の定時総会などでは、オンラインによる決議の定めがない事で、規則でオンライン決議の方法を具体化する動きもあっています。

遺産分割協議については、相続人同士が納得できる話し合いの仕方を選択できます。

遺産分割協議書は作成する

遺産分割協議の仕方は色々でも、遺産分割協議書は作成しましょう。

遺産相続に関する合意内容を書面に残せば、遺産分割協議の蒸し返しの予防になります。

相続手続きによっては、遺産分割協議書の提出が必須なものもあります。

追加で書類作成が必要な場合も

遺産分割協議書とは別に、相続手続窓口・指定の書面を作成して提出を求められるケースもあるようです。

相続手続きで使用する遺産分割協議書等の書面には、各相続人の実印による押印と、印鑑登録証明書の添付が条件になる事も多いです。

遺産分割協議と並行して、名義変更等の手続きで必要な書類を、各窓口で事前に確認して置くとよいでしょう。

遠方の相続人がいると、書類のやり取りにも時間

相続人が宮崎県外など遠方に居住していれば、書類に判を貰うにしても、郵便でやり取りになり、日数や切手代がかかる事の方が多いでしょう。

相続人が、市区町村をまたぐ引っ越しなどで住所票を移していれば、印鑑登録をし直しの場合もあります。

実印をそもそも用意していない相続人がいれば、実印を用意して貰わなければなりません。

インターネット通信販売の登場もあり、実印の作成もだいぶ廉価で出来るようにはなりました。

印鑑の作成には数日程度の日数を要するようです。

百均の印鑑でも、大抵は印鑑登録出来るようです。

登記所(法務局)で使用する実印については、一定以上の太さの印鑑でないと、手続きを断られると聞きた事があります。

協議には敏速さも

代表者が個別に相続人の意見を取りまとめながら遺産分割案を作成するようなケースでも、スピーディに作業を進めたいものです。

遺産分割協議自体には期限はありません。

相続放棄や、納税の手続きなどには期限がありますのでご注意下さい。

不動産登記(名義変更)も、現在は任意ですが、義務化が予定されています。

相続登記の義務化、24年めど 所有者不明土地法が成立|日本経済新聞

遺産分割案の作成の作業に余り時間をかけてしまうと、相続人の意見が変える可能性も高まります。

相続人の中に、面識に乏しい人物がいる場合や、相続人同士の仲が悪いなど、初めから協議の難航が予想される場合は、代理人を探すなどの対応も考えられます。

面識に乏しく、いきなりオンラインや電話等による遺産分割協議がはばかられるような場合は、一度宮崎県内などで全員で顔合わせする場を設け、遺産分割に関する大まかな方向性を話し合った上で、代表者が個別の協議を行うなどの遺産分割協議の進め方もありかと存じます。

遺産分割協議自体に期限はないとはいえ、余り手続きや準備に時間がかかってしまうようですと、手続きを進めている間に、相続人の健康状態が悪化して入院したり、仕事の関係で遠方へ転居して連絡がより取り辛くなるなどの、相続人を取り巻く環境の変化も大いに考えられます。

連絡のつかない相続人などがいたら

全員が宮崎県などに一度に揃わなくても遺産分割協議は可能といっても、相続人の中に、連絡のつかない人や明らかに認知症の症状がある人がいる場合、そのままでは遺産分割協議は進められません。

失踪宣告や成年後見制度の利用など、対応を検討する必要があります。

通常の遺産分割協議よりも時間を要するのは不可避と言えます。

合意した遺産分割の内容は取り消せない

無理に遺産分割協議に合意する必要はありません。

ご本人が納得されるまで、話し合われた方がよいでしょう。

疑問な点があれば、知人や専門家等に相談して、疑問点を解消します。

一度遺産分割協議で合意した内容、特に書面にした内容は、取り消せません。

あとで後悔しないためにも、納得できるやり方で充分に話し合いたいものです。

遺産の漏れに注意

相続人が宮崎県から離れるなどしていて、遠隔で協議される場合は、特に遺産の漏れがないか、注意したいところです。

遺産分割協議に先立って、被相続人の財産目録を作成すると思います。

被相続人の財産目録に、不動産(土地・建物)など、特に財産価値の高い遺産が漏れている事に他の相続人が気付かないまま遺産分割協議が進むとどうでしょう。

相続人は、遺留分を侵害されているかも知れません。

動産であれば、一部の相続人が勝手に売却・処分していても、他の相続人は気づきにくいとも言えます。

遺産の面倒について

宮崎県などから離れた相続人同士で遺産相続する場合、遺産の面倒についても気を配りながら協議したいものです。

宮崎に居住していた被相続人(故人)の自宅を、例えば東北の相続人が相続したら、どうでしょう。

その宮崎のご自宅については処分・売却する前提の相続でしょう。

売却・処分しなくても、東北の方が宮崎の自宅を適切に管理するのは、難易度が高くなります。

第三者に管理を委託したり、定期的に帰省して自宅不動産のチェック(清掃など)をするにしても、移動費や余計な費用がかかる事になります。

「空き家問題」などという言葉もあります。

空き家が犯罪の温床になる恐れもあり、宮崎の自宅などを相続だけして放置という訳にはいきません。

参考:空き家問題の原因は?深刻化する理由とリスク・解決策について「イエウール(家を売る)」

そばにいない分だけ、相続後の事もしっかり見据えて、話し合っておきたいものです。

相続手続き代行サービス

宮崎県日向市の、よしなが行政書士みやざき事務所における相続手続きの代行サービスは、主に以下の通りです。

  • 戸籍の収集を代行します。
  • 相続関係説明図(法定相続情報一覧図)を作成します。
  • 故人(被相続人)の財産目録を作成します。
  • 遺産探しが必要な場合は、ご相談下さい。
  • 遺産分割協議書の作成を支援します。
  • 相続人が、宮崎県外など遠方に在住している場合の遺産分割協議書作成についても、ご相談下さい。
  • 宮崎県外在住の相続人からのご相談もお待ちしております。
  • 名義変更等の窓口手続きを、可能な範囲で代行します(要、遺産分割協議書等)。
  • 「戸籍集めだけ」「名義変更の手続きだけ」といったご相談もお待ちしております。

利用上で、ご不明な点などございましたら、宮崎県日向市のよしなが行政書士みやざき事務所にご相談下さい。

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Posted by 行政書士 吉永健作